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9.マウスの病気(よくある症状、加齢と寿命、埋葬)

【マウスの病気】

心配なことがあれば獣医さん。まずこれが基本である。
ただ、我々も紙で指を切ったり、少々の頭痛が始まったところで、すぐさま医者にかかる人はまれであろう。ここにいくつか、よくおこりうるトラブルをあげてみる。獣医師によってはほぼ犬猫専門の方もおり、あらかじめ小動物に強い獣医師を探しておくとよい。shippobankではあらゆる動物を診ることのできる獣医師を紹介しているので、心配なことがあったらたずねていただきたい。


【よくある症状】

猫や犬、鳥などから外部寄生虫がうつることがあり、獣医さんにいけば薬がもらえられる。皮膚の異常は感染症やアレルギーが原因のこともある。
くしゃみをする場合は、床材のアレルギーが一番に疑われる。アレルギーで脱毛することもあり、床材を別のものにかえるのが対処法である。他にも強い臭いのアロマオイルやお香でくしゃみをおこすものもいる。
風邪のような症状のひとつとしてくしゃみがおこることもあり、この場合は獣医さんで薬がもらうとよい。
細菌などの感染による下痢をおこすこともある。こちらも獣医さんで薬がもらえる。
雄が複数いる場合は痩せてきたり、怪我をするものもいる。その場合はいじめられている可能性があるのでケージを分けた方がよい。

【加齢と寿命】

生後一年ほどすると白内障や腫瘍ができるものも多々いる。手術は小さなネズミの体にとっては多大な負担となるので、より良い老後に向かってよく考えることが大切だ。

老化は徐々に進行する。

加齢はあらゆるところに影響する。覇気がなくなり、毛質もボサボサしたり白髪になったり抜けてきて、あまり動かなくなる。イライラして他のネズミに噛みつくようになる個体もいれば、逆に何をされてもぼーっとしている個体もいる。

歳をとればとるほど体温調整が上手にいかなくなってくるので、寒い時期は保温を、暑い時期は涼しく過ごせるように調整してあげたい。

餌もあまり固いものは食べずらくなるものもいる。野菜やゼリーなども使って食餌をとれるようにしたい。あまり動けないようならば餌を体のそばに撒いておいてもよい。

目を閉じて惰眠を貪るようになり、体温が冷えてくるようになったら、複数飼育の場合は隔離しよう。そのまま死亡すると共食いされてしまうことがあり、それを防ぐためである。

【埋葬】

残念ながらマウスが寿命を迎えてしまったら、まずは遺体をペットシートなどにくるんで、保冷剤などで冷やし損傷を送らせる。
次に葬儀のスタイルを決定して、必要なところに連絡をする。

庭のある持ち家ならば穴を掘って埋めることもできるだろう。しかし、マンションや賃貸ではそういうわけにもいくまい。
公園や自分が所有権を持たない場所に埋めてしまうのは禁物だ。

自治体によってはペットの火葬をしてくれる公共火葬場を持っているところもある。お住まいの自治体のホームページなどを見て、それがあるようならば電話してみるとよい。料金は数千円からと安く火葬してもらえる。利用条件や実施日に限りがあるので、電話で詳しく聞いてみてほしい。

ペットの葬儀社を利用することもできる。
この場合、返骨や、返骨無しの合同葬儀などが選べることがある。返骨無しの方が価格は安い。自宅での火葬、その後の供養やお墓など、オプションで色々なものが選べる葬儀社もある。
価格はピンきりで、数千円から万単位のところまで様々だ。

亡くなった後から慌てないように、元気なうちから末期のことを調べておくと安心だ。

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